モバイルハウス3号づくりワークショップ第3弾、終了しました

今日はワークショップの日。今回も3回連続でH君が参加してくれました。
今日の作業は一言でいうとモバイルハウス3号を、モバイルハウス1号2号に合体させること。
雪がしんしんとふる中での作業でなかなか大変です。
まずは2号の北面の壁を外します。

ここに3号を合体させるためです。

2号の北面の壁を外すところ

壁を徐々に外していきます

2号の壁を外したあと。

2号の壁を外すことによって、今まで室内だったモバイルハウス1号2号が、半室内(?)になってしまいます。
雪が降る寒い日なのに、室内がなくなってしまうのはきついです。
でも、今日の作業のためには仕方がありません。

2号内部から壁を外した北面を見ると。。


そして外した壁は、そのままモバイルハウス3号の北面の壁として取り付けます。
外した2号の壁を3号の北面に取り付けたところ


北面の壁を取り付け終わった3号、これから移動します


タイヤがついているので簡単に移動できそうに思えますが、以下の理由で大変です。
・タイヤは空気が自然に抜けてしまうので、まずは4つのタイヤに空気入れで空気を入れなくてはいけない
・モバイルハウス3号の重量が推定100キロを超えているため、ちょっと押しても動かない
・フィールドは傾斜地で、進みたい方向は傾斜を登る方向
・ちょっと押すと押した反動ですぐに元の位置へ戻ってくる。それを繰り返すと、タイヤが柔らかい地面に埋まっていってしまう
・押すだけでうまくいかない場合は、2メートルほどある丸太のような棒で、てこの原理で少しずつずらす感じで移動しなければいけない

文で書くとこんな感じですが、まあとにかく「モバイル」とは言っても、動かすのはなかなか大変なのです。
そんなわけで午前中は、これらの作業をやって、合羽や帽子をかぶっていたものの、けっこうびしょ濡れになってしまいました。

モバイルハウス1号2号に近づいていく3号


1号2号に接近した3号の状況(1号2号の北面から撮影)


2号に接近した3号(2号の東面から撮影)


その後、2号と3号の高さを合わせるため、ジャッキで3号を持ち上げて、ブロックの上に3号を設置します。
ジャッキで持ち上げられるのは20センチほど。
最終的に持ち上げなければならない高さは70センチほど。
つまり、1度のジャッキアップでは最終状態にはいかず、ちょっと上げてはブロックを1個設置。
またジャッキを外して次は別の部分をジャッキアップしてブロックを入れる、という作業を地道に地道に繰り返しです。
ブロックを入れる箇所は4か所(4本脚テーブルのイメージ)。

ジャッキアップしているところ


2か所にブロックを3つずつ設置したところで終了になりました。

完全ドッキングとはいかなかったものの、2号から3号に移動できるようになって空間が広がる感動は味わってもらったと思います。
ジャッキを使って自分では絶対に持ち上げられないものを持ち上げられる感覚、理科で習ったてこの原理や支点・力点・作用点を応用して実際に大きなものを動かす感覚など、様々なものを身に着けてもらえたと思います。
ここで身に着けた技術をもとに、家の庭に自分の基地を本気で作ろうとしてくれているH君。
その本気度がかなり伝わってきて、とてもやりがいのある楽しいワークショップになりました。
H君、ありがとうございました。

 

途中まで見学してくれたH君のお母さんが撮影してくれた写真。
H君のお母さんも、遠いところ来ていただきありがとうございました。
次の写真は、まだ壁をはっていない状態の、モバイルハウス3号北面から撮っていただいたものです。